スピーカーでは、スピーカーユニットの数によって、2WAY、3WAYというものがあって、よくどちらのほうが音がいいのか??なんて議論がなされます。

数の多いほうがいい音になるのでは???
なんて思いがちですが、多ければいいというわけでもなく、本来スピーカーの理想は点音源なのです。

そもそも音は360度全方向に拡散して伝播するので、発音体であるスピーカーは小さいほど理想の伝播法「球面波」に近づきます。

だったら、シングルユニットが1番なのではないかと思われるでしょうが、実は周波数特性を広く、そして大音量を同時に確保するためにはシングルユニットでは不可能なのです。

2WAY、3WAYというのは、理想的なシングルユニットに近づけるためにユニットを最低限に削ぎ落としている努力のたまものだと思ってください。

ですので、各メーカーの努力がそこに表れていて、2WAYと3WAY、どちらの音のほうが良いのか?という質問はナンセンスで、各メーカーの音をそれぞれ聴き比べてみるしかありません。

2018/03/15(木) 15:53 オーディオ PERMALINK COM(0)

人の耳に聞こえる音の周波数は、大体20Hz~20kHzと言われています。

オーディオにハマっていくと、オーディオ機器のことだけでなく、この音についてもドンドンと知りたくなっていくものです。

音の周波数

先程の画像を見てもらえればわかるように、それぞれの楽器が様々な周波数をもっており、これらをバランスよく鳴らしてみたいと思うもの。

ところがこの周波数、よく見てみると「シンバル」を除くと、20kHzもいらないのでは??なんて思いますよね。

もちろん「シンバル」を表現するためには必要な帯域ではあるのですが、この表を見ると不要であるようにも思われます。

ところが、実はこの表自体が正確というわけではなくで、実際の音には倍音というものがあり、さらに上の帯域に向かって、数オクターブに渡って出ています。

ですので、それぞれの楽器は、上記の表よりも高い音が出ているのです。

なので人間の耳で聞き取れる20kHzまでの範囲が取られており、CDの再生上限も20kHzに定められています。

2018/03/08(木) 15:39 PERMALINK COM(0)